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2006年9月

2006年9月30日 (土)

有機的なBARを求めて。

おつかれ様です。

昔よく見た悪夢が二本ありました。うち一本が団地で迷子になる夢です。昔、別府団地に住んでいたことがあるので、おそらく実話に基づいていると思われます。

自分の背丈より高いコンクリートの塀にさえぎられ、どこまで行っても同じカタチの冷たく重い鉄のドアの羅列に挟まれ、うちのドアを探して、探して探し回ったところで、夢から覚めるエンディングと、見知らぬおばさんが声をかけてくれるエンディングの二つ用意されていました。おそらく記憶の入れ違いが起こっていると思われます。

「コンクリートジャングル」でいいのかなぁ。マティーニのシーンで知られる「アパートの鍵貸します」の冒頭の機能最優先の量産体制の社会、ロボットみたいな人間、あるいは岡本太郎の「重工業」みたいな本来の人間らしさを押しつぶしていく機械化の脅威。

でもでも団地住まいの記憶がそうさせるのか、無性に団地が落ち着くのです。団地は無表情であればあるほど住んでいる人のハートウォーミングがみえやすい。となると安藤忠雄さんの建築は「コンクリートジャングルジム」なのかなぁ。

写真は30日にフリーマーケットが行われる「冷泉荘アパート」の切り取り。あ、団地じゃなくってアパートだった。しまっちゃった。古い建物再生プロジェクトで興味深いテナントさんが軒を列ねている。その人たちのフリマ。ギュッとしてそうだなー。「太陽の塔」のグラスないかなぁ。

くしくも福岡市は「景観フェスティバル」がスタートしたばかり。最近お騒がせのFUKUOKA。なにかいいとこ見つかるかな?

2006年9月29日 (金)

コーヒー&シガレッツ


おつかれ様です。

ONEはBARなのですがコーヒーを出したりします。割と反則技ですがたくさんのゲストに喜んで頂いていると思います。一方でお酒を純粋に楽しみにこられているゲストに一瞥を忘れちゃあいけませんが。

キッカケは「コーヒー飲みたぁい」というゲストの一声でした。

ONEの経営方針は「首を横に振らない」です。一人営業と凝り性のため視野や展望が狭くなりがちな自分に対しての布石です。「やってみま〜す」とヒョウヒョウ+イケシャアシャアにお答えしているつもりですが取り繕っているのはバレバレなようです。ですが、この決め事は自分の枠を簡単にとっぱらってくれる「おまじない」です。「お客様の明日への一杯を作りなさい」という師匠の言葉を拡大解釈させて頂いてはおりますが。

コーヒーは、ずぶの素人。まず以前、カウンターでコーヒーを提供されていたゲストに相談。入れ方のスタイルやお酒のあとの豆の選別などを質問攻め。今は趣味の釣りとルアー作りとを両立するため豆の販売を手掛けてらっしゃるので豆の配達も依頼。

で、護国神社近くの「ひいらぎ」に通いました。松田優作さんの「野獣死すべし」ばりに、まばたきしません。脱線ついでに、道場破りにいらっしゃる駆け出しのバーテンダーのにはここの見学をオススメしています。とにかく動きに無駄がなく、そして美しく、何より神秘的。「付加価値」が生まれる全工程が見れるからです。いまでも、ちょっと、ちょっとちょっとな時はちゃーっとうかがっています。

写真のコーヒーカップは濱中史朗さんのもの。持つところがかっこよくて、しっかりと安定もする。まだまだ不得手な僕を後押ししてくれるアイテムです。少しでも快適に過ごしとくれやす。こないだ、やっと作家さんにもお会いできたんですよ。酒器も手掛けられるし年齢も変わらないし一緒に一献傾けられたらなー。来月末にでも、「越の雪月花」抱えて萩http://ooyagama.comに行こっと。

お酒のあとのBARでのコーヒー、一度、飲んでみてください。そういうハズシを、ちゃんと、さらりとできるBARでいたいなぁ。


2006年9月28日 (木)

高くジャンプする前に。


おつかれ様です。

コンペへ向けてのアスリート生活のタガが外れたようです。
許しある生活でテンポの乱れをやりすごしましょ。
あとちょっとだけ、デレっとして浮かれた熱を冷まそうかニャン。
明日はセロリを仕込もう。

2006年9月27日 (水)

思い上がり。


おつかれ様です。

おそらく今年最後になるだろうコンペが終わりました。
またまたタイトルは逃してしまいました。
というか、まだまだ随分と道は遠いんだろうなー。

自分の名前が呼ばれない表彰式を耐え、
なんとなく一人になりたくて、部屋へSK━�。
黒ラベルすすって、緊張をほどく。

ふっと、いきなり絵になっている自分に気づく。
「よく頑張った、君に‘星一つ’」とマチャアキ。

「いまにみておれ」っていう
勝利への執念が一番足らないのだろう。

でもまぁ、こんな風にしか生きていけない。

2006年9月23日 (土)

夏雲ノイズ

おつかれ様です。

いよいよ明日24日は横浜市長杯カクテルコンペです。今回、僕は一つの試みをたくらんでいます。

いろいろな流派のかたや外国のかたも出場され、カクテルのメーカー指定のないおおらかなコンペなので、お正月の「いつもよりたくさん回しております」じゃないですけれど、ちょっと大振りなボストンシェーカー(写真)を試してみよっかな?と思っています。

実際の営業でも9月は「梨とサファイアのマティーニ」http://blog.q-ring.jp/tb/barone/16や「セプテンバーモーン」 http://blog.q-ring.jp/tb/barone/126で一年で一番ボストンシェーカーを振り回している時期です。準備運動は満タンですが背中、わりと張ってます。その工程を見たゲストによってはびっくりを超えて笑いも起こったりします。

どうかなーうけるかなー?SOILの‘社長’があおってくれたらなぁ。

味わいや色彩はもちろんですが、カクテルには夢があります。ロマンがあります。
大なり小なりの付加価値でカクテルは人の記憶に刻まれちゃったりします。
僕はそんな感じが大好きなのでその思いをゲストに伝えることができるバーテンダーになりたいと思っています。さ、帰って寝て最終チェックしよっと。その前に留守番電話に臨時休業のメッセージ吹き込まなくちゃ。


2006年9月21日 (木)

たまには、たなぼた。

おつかれ様です。

お料理を良くされる方ならお判りかと思いますが
「おいしい食べ物」を1とすると1+1=2という公式があてはまらないと言うことが良くあります。「こういう味だ」とその素材の味を頭の中で予測、定義していると、組み合わせや、量や、旬などがうまく作用して1+1=2+αと予測を超える食べ物が生まれます。「うますぎる」が生まれます。

カクテルもそういった一面を持っています。
そのままで十分においしいお酒1とそのままで十分においしい素材1を足して楽に2+αになるものや飲みづらいお酒0.8といま一歩の素材0.8を足して技術で2+αにつくりあげるものとケースバイケースですがどの場面でも2は超えないとお客様から代金を頂戴するプロを続けるのは難しいです。

ちょっとぜい沢な外食産業はお店の雰囲気やスタッフのおしゃべりなどいろいろな点で2を超えようとしますがいわゆるメディアに☆いくつ?といった具合に測れないBARの現状はとても深刻ですし未知数です。きっと、少数のBARをご利用されているお客様方が磨きをかけた「おいしい単位」「おいしい公式」が存在するのでしょう。

BAR ONEは「味」を基本においています。そういった意味で一人できりもりするのは味もブレづらいですし、ゲストの舌の状態も読みやすいです。でもたまたま賑わったりするとお酒の提供時間がかかったり、ツボなおしゃべりを外したりしてしまいます。

最近スタッフが欲しいなぁと考える回数が増えたのは2+αの想定外のハッピーハプニング狙いでしょうか。
そんな感じでなんとなく出来ちゃったのが写真のウイスキー発祥の地アイルランドのウイスキークリームリキュール「BAILEYS」と僕が一日1リットル飲むくらい大好きな大塚製薬の豆乳「スゴイダイズ」のカクテル「ベイリーズ・ゴイイズ」です。たらりブラック・ブッシュを加え、フローズン・カクテルで提供しています。

えぇ、はずみで出来ました。でも、素材の味の予測をはるかに上回る点で「うますぎる」。上品な淡い風味で10杯以上連続で飲み続けていらっしゃるゲストもいらっしゃるほどです。
歴史あるアイテムの両者、
一方は変わらない味で全世界で一番飲まれ、
健康ブームに乗って、最新の技術で業界に風穴をあけようとするもう一方。
互いの素材のおいしさを存分に引き出したカクテル。
もっともらしく言えばこうですが、えぇ、はずみで出来ました。
でも胸張れちゃうのが出来たりするのが楽しいです。




2006年9月20日 (水)

少し身をかがめてみる。

おつかれ様です。

昨日は接客を大失敗。
助けを差し伸べたつもりが「ご迷惑おかけしました」とあやまられちゃった。
「yesterday」から始まったあの場面は深く刻み付けておこう。
反省する時、流れるのはなぜかいつも♪精霊流し。
少し運動して美味しいものでも食べなきゃだ。
写真はカクテル「yesterday」と読みかけの柳田邦男さんの本。

2006年9月19日 (火)

元気ですか?僕は元気です。


おつかれ様です。

昨日は敬老の日。
目上の方に何もできないで終わってしまった。
ちょっと、心がすさんでいるのはこのせいかな?
電話くらいしなくちゃだ。

代わりにOPENしたてのONEに親父から電話があった。
今日はそんなに飲んでない様子。
時間に気遣いしてるから。
遠慮しながらコンサートのお誘い。
そうだよね、お経の合唱コンサートはなかなか他の人は誘いづらいよね。

年々、親父がじいちゃんに似ていっている。
僕も親父に似てるなって思うことが増えた。
しかし、どうして男っちゃぁ、いけないとわかっちゃいるのに孤独な環境を作りたがるのかねぇ。
天秤かけて快適だからか?それとも、そんな生き方しか出来ねえ俗物なのか?

写真は僕のおばあちゃんの姉妹フミヨおばあちゃんと妹のサッチと姪っ子の華歩。

2006年9月17日 (日)

台風はマイプライヴェートストアで引きこもり。

おつかれ様です。

天神2丁目に「VIORO」というファッションビルが出来ました。
天神3丁目にBAR ONEはあるのですが、1丁目違いは大きな大きな差なんだなー。地下鉄天神駅を北に行くか、南に行くかで本当にゴロっと違います。
現在、北はちょっと流行っては、ないです。

僕はBAR ONEのあるあたりを「北天神」って呼んでいます。実際に地名としては無いのですが魯山人の暮らした「北鎌倉」みたいでかっこいいでしょ。「消費」の波から距離をおいているといった感じが。

高速道路の「天神北」口に近いため、いまいち、独りよがり「呼び」で、街の表情も混沌としていて、つかみ辛い。そんなくくり良い、ブランディングされた名称で呼ばれることは、まず、この先あり得ないでしょうが、言い張りたい。
えぇ、BAR ONE店主の動物占いは狼です。独り吠えとこっと。

僕は広告会社に憧れがあります。かつて就職活動もがんばりました。でも駄目でした。「宮沢りえちゃんに会いた〜い」という不純な動機はバーテンダーのいまも、微塵のブレもありません。で、広告屋のゲストのみなさんが朝早く撮影に行くと聞いて、店ハネたその足でのぞきに行ってきました。
その模様が今日の写真です。りえちゃんどころか、モデルさんもいないけれど、華やかなモノを作る地道な工程をちょっぴり垣間見れてとてもうれしかったです。

冒頭の「VIORO」のご案内小冊子に何枚かの白シャツの写真があります。
ぺらぺらっとはめくれない、いきなり暑い夏の朝の一枚です。

2006年9月15日 (金)

ちっちゃい松崎しげる兄ちゃん。

おつかれ様です。

遅ればせながら「ぼくらの小松崎茂」http://www.kmma.jp展へ。小倉リバーウオーク内の北九州市立美術館分館に。
少し早起きして新幹線で黒ラベル。天寿しさんで腹ごなしして(頭の剃り方談義少々)さっと目的地へ乗り込む。
TAMIYA模型の戦車や零戦、サンダーバードのイラストしか知らない僕は初期の作品に足踏み、ドリルのついた海底軍艦轟天号のミニチュアに小躍り、もうそれからは引き込まれまくり。
 
 〜記憶が甦るってこういうことー?
街中で尾崎豊の曲を耳にした時や人ごみで大好きだった女のコロンを嗅いだ時。その時代にタイムトリップしちゃう。空想っていいな。

純粋にメカを描くのが好きだった彼は戦時中、軍部の依頼でたくさんの戦闘機などの絵を描き、敗戦後、師匠から戦犯と言われ絶筆。そのことを償おうとして子供たちの夢や憧れを描き続けることを決意。納得、すごい仕事量だもん。でも、そんなこと思いも寄らなかった。その献身と覚悟がいいね。

シロヤのパンをおみやげして帰路へ。
駆け出しのときは、よく朝まで飲んで両手いっぱいにシロヤ袋ぶらさげ帰った。タクシーの運転手さんにも、おつかれですって、押しかけ差し入れしたっけ。

「ぼくらの小松崎茂」は19日の月曜まで。

最近の写真

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