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2006年10月

2006年10月30日 (月)

怪我の功名


おつかれ様です。

師匠がケガをしたとの報を受け、「今度のONEの連休10/31,11/1は押し掛け助っ人させていただきます」っと電話。「ぜんぜん大丈夫、片手でお前と同等!」と力一杯、歯を食いしばって、気概を見せつけられる。師匠は激しく「ピンチはチャンス」な方で、理不尽なことにめっぽう強い最高のバーテンダー。やせ我慢の美学がムジナ。僕の大切な目の上のたんこぶ。クリント・イーストウッド監督の次回作に主演オファーが来ても全然おかしくない。

ただ、その魅力より、はるかに、ひとに気ぃ使いで、場の雰囲気を瞬時に把握する能力に長ける。バーテンダーに一番必要なセンスで、言葉は悪いけれども、ゲストの観察眼、圧倒的な読みはこの世に生まれ落ちて、これまで、どう生きてきたか?が、もろに俄然に出る。そんな師匠。

さっき、パソコンでこのニュースを <宴会死亡>酒かけ火つけた会社役員、傷害致死で起訴 福島県
 
何やってたんだー、ここのバーテンは。失礼して侮辱の呼び方「バーテン」を使わせていただきます。BARTENDER bar-tender、バーの世話人、提供する人、転じてバーで思いやりを、優しさを持つ人と、カウンターで汗したことのある漢ならわかんねぇか?わかるかなぁ〜わかんないだろうな〜。松鶴家千とせ http://www9.ocn.ne.jp/~chitose 。

お茶を濁したところで、しっかりゲストひとりひとりのお顔をウオッチングできない奴はこの仕事、無理だよー。いろいろなシチュエーションがあるにはあるけれど、96度のウォッカ・スピリタスからは絶対、目を離しちゃダメ。できないなら提供はもちろんバックバーに置いちゃだめだよ〜。

人間の性根は元来、狂気をはらんでいる。お酒を飲むと、素に戻っちゃったり、自由になっちゃったりで、いろいろと、コトは起こる。その上でのアヤフヤを危機管理しないとお酒の文化を奪っちゃいかねない。趣向品のお酒、生きていくうえで無くちゃならないモノじゃない、でも無くちゃ窮屈。酔の文化、粋の文化。モノゴト腹八分の余り、九、十ってことでしょ?違うかな〜。




2006年10月29日 (日)

ひとり、劇団ひとり。

おつかれ様です。

先日、007カクテルコンペ http://blog.q-ring.jp/tb/barone/147 の選考結果が出ました。無事、掲載した「カジノロワイヤル」が書類選考通過しました。やった、映画の鑑賞券ゲット!こないだ一等だった「キングアーサー」は映画館を貸切で観れるとか何とかで、主催者サイドから、時間の指定。夜に。ONEの営業があるのですよ〜。結局、うやむやに。未だに観ていません。ガキの頃、アニメで観ていて思い入れあったんだけどなぁ。円卓の騎士とかエクスカリヴァーとか。

もともと外国俳優さんの名前を覚えない僕ですが、それにしても両方の映画の主役の印象がかぶります。
ダニエル・クレイグさんとクライブ・オーウェンさん。
両者とも英国出身。ハリウッド映画で麻痺してしまっているのか、あの手の顔立ちと区分分けしてしまうようです。
名前の響きも原因のひとつ。ワールドカップのベッカムとその仲間たちみたいな音象じゃありませんか、黒川伊保子さん?

実は韓流の役者さんも一くくりなんです。女性の方には信じられないでしょうが。ユンピョウとチョウヨンピルで止まっている僕にはヨン様二号、三号です、す、すいません。

欧米の方が日本人の事を大きくアジアン・ピープルと捉えて数の論理で「ニーハオ」と挨拶するのに似ているのかなぁ。うーん横暴だ。反省しよう。

でもでも、呼び方は馴染みいいほうが良くないでしょうか?タレントさんな訳だし。リー・リン・チェイはジェット・リーに直したもんね。松井はゴジラの愛称だし。あ、ハリウッド的かも。

反体制のみじゃ何も生み出さずに終わっちゃう世相だからなー。

僕はスカーレット・ヨハンソンを舌を噛まずに発音できるのはスタン・ハンセンのおかげだと思っています。
「ウィ〜!」

写真は007に応募したうちのひとつ、「00(ダブルオー)・マティーニ」。今回は殺しのライセンス 00 を取得する前のお話のようなので、ウォッカマティーニというJ.ボンドの代名詞を元ネタにアレンジしました。辛口の白ワイン「シャブリ」とバラのリキュールが鍵です。

2006年10月28日 (土)

つられて

おつかれ様です。

お客様と今週末から文化の日あたりの予定をお話したりしていると
ツラレテちょっと小旅行に行きたくなってきました。

どこにいこうか?あしたはどっちだ?

この天気、陽射しの良さ、風の冷やっこさ。

撮り貯めた写真をボーっと眺め思い返した今年の夏。

写真は山梨県の白州蒸留所 http://.q-ring.jp/tb/barone/96 に行く道すがら。
富士山のふもとで揺れる揺れるゆらゆらすすき。
「横風厳重注意」はご愛嬌。
横山大観さん http://blog.q-ring.jp/tb/barone/119 も戦後日本を危惧するかのように描いてらっしゃたなぁ。
この先のメルシャンさんのワイナリーよりもずっとずっと山奥で、
マーケティングに重きを置くサントリーさんがよくもこんな大自然ど真ん中に蒸留所を作ったなぁ。
1973年創業の白州蒸留所、僕より、いっこ年下だ。
まだまだ、お互いこれからだ。
うんと深呼吸していこう。

どこにいこうか?あしたはどっちだ?

2006年10月27日 (金)

灯明

おつかれ様です。

博多・御供所ライトアップウォーク。
とてもいいイベントでした。
ONEのゲストも口を揃えて、
「秋の博多の恒例行事になったらいいですね」。
禅寺界隈のおごそかな感じが夜の明かりで幻想的な空間に。

お客様の明日をともせますように。

2006年10月26日 (木)

栗山千明ちゃんを広告に使うMONTBLANC

おつかれ様です。

栗の皮をむくのにぺティナイフを酷使し過ぎました。
右手の人差し指、第二関節から先が痺れています。
つまり右手の人差し指だけでパソコン入力を行うスタイルの僕としては
(かつての横浜マリノス、ラモン・ディアス選手もどんな状況でも右足一本でさばくスタイルだった!)
これ以上のタイピングはディック・ザ・ブルーザーにストンピングを喰らうも同然なのでこれにて。
渋皮くりのモンブランカクテルは、もうちょい待っちくり〜。

2006年10月25日 (水)

何だ、いたんだ?彼。

おつかれ様です。

「ギムレットください」って言うオーダーには、条件反射で
「何かお好きなジンありますか?」って聞き返しちゃうんですが、仰ぎ見るとその台詞を言った直後の女にはハッとしてしまう。

見違えるほど「いいオンナっぷり」が上がっている。自信をたたえているのでしょうか?私、女優。って感じにハマるのでしょうか?遥か色気を後にした神々しさ。すてきです。

カクテル「ギムレット」はキリリとした辛口のショート、ジンとライムで構成されています。ライムジュースの具合でシロップをうって、甘酸味のバランスを整えます。グロッタ・ロっサの海堀さんのギムレットはうまかったなぁ。

ジンのルーツはオランダなんですが現在、大半を占めるドライジンの出身地がイギリス・ロンドンのため、よくサボイホテルのレシピが引き合いに出されます。プリマスというジンとローズ社のライムジュースの組み合わせ。かなりの甘口でずっしりとジンの香味を感じられます。銀座のバー、トスティさんではこちらのスタイルをいただきます。

ジン、ギムレットの味の移り変わりは基本的に甘口からライトドライ傾向になっています。ここ二、三年で落ち着いたかなぁ。女性の社会進出の歴史とこじつけても、いい酒の肴になりそう。日本女性の躍進でそういうコンセプトのジンやギムレットがちらほらぱらり落ちてきそう。

もとい、日本酒の好みが、おこめを感じられる純米orすっきりした大吟醸で分かれている、そんな具合で冒頭の質問に答えが返ってきます。
「タンカレーでお願いします」上げなオンナです。一度、独特なアクセントのタン<舌>カレー<インド>を耳にしたことありますが、コケティッシュで往年のケイト・モスに見えました。より上げですな。

今年は英国流行りで、ブーツも流行っているようですね。
映画「キンキーブーツ」http://www.movies.co.jp/kinkyboots も観たいよなぁ。写真はミラノなんですが、くわえタバコの魅力も取り込んでしまう凛とした妖艶、大胆で自由。ブーツはくと上を向いてさっそうと歩けちゃうみたいですね。足音がタップダンサーのようにテンポ良くきざめるからかな?そして、訛りのある発音で
「タンカレー」、「タン・カレー」?「タ・ンカレー」!「タンカ・レー」。
そのギャップをさらり拾えるヒギンズ教授でいたいなぁ。

2006年10月24日 (火)

大切な相棒

おつかれ様です。

とたんに風が冷たくなりました。ウナギの寝床型で10坪のBAR ONE店内は外気よりあったかくなります。冷蔵庫やアイスストッカーなどの電気使用による熱のこもりです。パソコンいっぱいのオフィスの状態に似ているんじゃないかなぁ。

そんな中、製氷機がこわれちゃいました。基盤交換が必要なようで、思い切ってリースに切り替えることを決めました。というのも、四年前に地下の居抜き物件でONEをスタートした際、前オーナーさんの置き土産だったからです。12年選手のベテランでした。それからというもの、グラスを手早く冷やせる冷凍庫がないので、製氷機の氷をてんこ盛りして少量のミネラルウォーターを注ぎ、対応していました。「冷たくて美味しい」というのも味を構成する重要な要素。特にぬるくなると味のバランスがほどけ易いショートカクテルには手抜きできない下準備です。

この製氷機に出会えたおかげで幅の狭い(55cm)カウンターをうまく使ういろいろな発見がありました。氷てんこ盛りで「グラスを冷やす」というパフォーマンスはゲストの目を楽しませる効果。製氷機の上にしか、まな板を置くスペースが無かったことは、常にゲストと至近距離でのフルーツカッティングを要求し、包丁のスキルアップにつながりました。さらに、まな板の白日の下にさらされた手元は「隠す」という気遣いも教えてくれました。

シェイキングも優しくできるようになりました。それまではカチワリの硬く溶けにくい氷でハードシェイク一本やりでしたが、製氷機の氷をシメて使用することで、味がつぶれないように、香りの花が咲くように、生卵ハードシェイクを実感できました。

でも、動かなくなっちゃったいまお前とバイバイしなくちゃなりません。いろいろな「仕事」を身につけさせてくれてありがとー。なんだかRCサクセションの♪雨上がりの夜空にみたくなっちゃいましたが、さようなら、相棒。

thank you,hug and kiss.

写真は銀座コリドー通りで。貫目単位の氷カットを道端でやってました。働く男の背中に、早くもほろ酔いの僕はなんだか缶コーヒーを差し入れちゃいました。
「おつかれ様です」
「ありがとよっ」

2006年10月23日 (月)

新庄選手は後ろ姿が絵になるHERO。


おつかれ様です。

ちょっと物足りなくて、ふらり、白金の「あ三五」さんへ。
お休み日の昼下がりにカウンターでちびり飲りたくなっちゃうのは、なんでかなぁ。今年は新そばがまだだったので、うつらうつらその欲求が増長していたのかしら。

「こんにちわー、熱いお茶とお酒をください」上着を脱ぐ前に。その前にリュック。
「〆張は冷や?常温?」紅葉の鮮やかさに負けない陽射しの秋。

「きのこは、おつまみって、ありですか?」
はらい、はねのいい「なめこそば」のふでみて。

「そばずしって食べたことあるの?」
おっと、いなされちゃった!きのコちゃん。
「おいなりさんのおあげさんに入ったものなら・・」

「香りを楽しむもんじゃないけどね」
まぶしく白い新そばを甘酢であらって、のりまき、ゆばまき、写真のそばずし。

白い白いおそばの細く細くひけらかす様な透きとおり、こそばゆさ、、なんなんだこの歌舞伎の女形みたいな色気は。おそばは、控えめに、いぶし銀で在りながら、こう、てん、てん、てーんと五感を凌駕するもんだろ、えっ?

お米が贅沢な時代、おそばをお米に見立てたのが、そばずし。お米に対してのカウンターカルチャー。お米の白さや収穫時期を考えると「秋」に食べちゃおってのは筋がとおる。庶民のおそば界のお役人ってとこだろうか?実際、お上に献上もされたみたい。

なんだか鬼平がよぎる。文字だけで膨らませた僕だけの鬼平は、しなやかに反体制。あ三五のご主人は、ひょうひょうと反体制。前世に鬼平だった時期があるとみた。

それから、そばがき、鴨ネギ、だしと薫りの「なめこそば」はシメで。
酒と女はニゴウまでって信条、あっさりと二遊間破っていく新庄、調子がいいのね、そんなカンジ信じよう、日ハム優勝とその効果。

2006年10月21日 (土)

チェッカーズの♪I HAVE A DREAM

おつかれ様です。

さっき看板引っ込めに。通りを右、左確認すると「ん?」右から手をつないでカップルが。遠めに観て女性は肩がばっくり開いて、とってもグラマラス。途端、僕の煩悩はスローモーションな動きでその実像を確かめよ!と働きかけます。と、その時、となりの男性は黒い肌のブラザー。しゃべり声で察知したのかもしれません。大胆な女性は日本人でしょう。ラヴラヴです。いいなぁ。

親不孝通りに近いここら辺ではよく目にする光景です。今日はブログをさぼろうと思っていたのですが、誰かが書けとあおっているようです。

僕は15年前に横須賀米軍基地内のマクドナルドで働いていました。米兵さんの息子さんたちと汗をかきかきでバーガー焼き焼きしてました。当時日本でも三本の指に入る売り上げだったと記憶してます。し!かーも(福山ディカプリウォ風)ほぼ、注文はオプション。別途注文。

ピクルス抜きに始まってお肉レア、チーズは上のバンズにのっけて、ケチャップの絞り場所指定(トマトスライスの上)、マスタード多めダブル、笑顔0ドル・・。円だっけなぁ?
僕はその時すでにこのバーテンダーという仕事に片足突っ込んじゃってたのかなぁ。始めは戸惑いますが、たまに「あ、あの人だ」って馴染みのオーダーがくると顔が思い浮かび嬉しくなっちゃう。キッチンは奥なのでレジまで視線合わせに無茶なオーバーラップしたなぁ。

「UD」も、ここでついたコードネーム。矢野雄大「ヤノ」「タケヒロ」は呼びにくく、ヤノユウダイは「YOU DIE」で縁起悪い。で「ユーデイー」。僕の中で「名前負けしておりますが」の前フリの無くなった僕の歴史的瞬間でした。

I HAVE A DREAM. http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Kaede/2431/mlk.html
キング牧師の言葉です。なんか最近、ゲストに熱を、想いを伝えられないなってとき、牧師と一緒に雄叫んでいます。朝の街頭演説、かっこいいぞ!ストリートに根ざせ!鬼木さん http://www.onikidonn.com 

写真はカクテル「ブラック&ホワイト」。ブックオカ福岡 http://www.bookoka.com/ という企画で雑誌「kyuusyu eyes」の絵本とコラボった一杯。絵本は「しろいうさぎとくろいうさぎ」http://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=582 至上の愛の物語。モノトーンの淡いタッチは山水画のようです。

ただ、本日!個人的な解釈をするならばキング牧師の歴史的演説の二年後、1965年の日本発行を考えちゃうと人間の肌の色のことを触れているようでなりません。ついさっき冒頭の光景が目の前を行き過ぎて行ったから。

カクテルの味は[black&white]というスコッチウイスキーをベースに白いマスカルポーネチーズと黒いエスプレッソコーヒーをボストンシェーカー http://blog.q-ring.jp/tb/barone/136 でシェイク。ビターチョコレートの粉末をふりかけています。甘さの強弱が自由自在の飲むティラミスです。BAR OSCARの長友さんからロンドンで流行っているとお聞きして「ウサギ」のために、ちょびっとアレンジしました。

強い主張のある絵本は野暮だと思っています。読み手の自由な童心で捉えたいなー。そういうことをstoryしながら一杯一杯作っていきたいです。これからも様々な分野でお酒が!できる側面をフォローしていきたいです。


2006年10月19日 (木)

宝くじはいっぱい買うと割と当たる。

おつかれ様です。

明日20日締め切りのカクテルコンペがようやく一段落ついたところです。というのも急な募集要項で、少しムキに約二週間ほどで6作品応募することに自分で決めちゃったからです。

12月公開の「007 カジノ・ロワイヤル」http://www.sonypictures.jp/movies/casinoroyale のカクテルコンペで、ボンドとボンドガールのイメージが創作趣旨。

時間が差し迫っているのにもかかわらずボンドはショートカクテル部門、ボンドガールはロングカクテル部門と一人3作品まで応募可能とわぁんざわぁんざ明記。資料もチラシ一枚。これはちょっとバーテンダーの能力を見限ってなぁい?と勝手に本気出して搾り出してみました。僕は途方も無い大盛りの丼モノなどの挑戦的な態度を見過ごせないタイプです。

写真は題して「カジノ・ロワイヤル」〜運命の女〜ボンドガール部門に応募します。カジノから連想してブラックジャックのスペードとハートのトランプをあしらってみました。
最も高貴な色ロイヤルブルーはスミレのリキュール「パルフェタムール」(至上の愛の意)を使い、よりゴージャス感を演出するためシャムパンで割っています。
その他5作品もおいおい載せたいと思います。

最近の写真

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