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2007年2月

2007年2月28日 (水)

ヤマナミさんの微笑みをたたえて

おつかれ様です。

染色家の志村ふくみさん(ちゃん!と呼びたい)が日曜美術館で[色の不思議]と言ってたのですが
「みどり」という色はあれだけ自然界にいっぱいあるのにも関わらず植物からは直接、染められないんだそうです。
そして[光(黄)と闇(藍)の結合が命のはじまり(みどり)]とゲーテも言ってますよ、と言葉を続けられてました。

写真は3・11のカクテルコンペに挑戦する[PEACE MAKER 〜静かな心のために〜]です。バカルディ・ブラックという、さとうきびが原料のラム(こげ茶)とボルス・ブルー(青)というオレンジの皮でつくるリキュールで澄みわたる「みどり」のカクテルを作りました。
 
南国生まれのラムはソニー・ロリンズのテナーのような人なつっこい魅力があります。そこをほっこり膨らませて、世知辛いこのご時世、なんだか落ち着きを取り戻したい時や、ふっと誰かを許したい時に飲むような一杯は作れないもんかなぁと設計を始めました。

ただ、今回のバカルディ・ブラックという「ダーク」ラムは樽熟成などを経ているため、深いこげ茶色をしています。このお酒を主軸に据えるという事は、絵画に例えるなら、こげ茶色のキャンバスからスタートという制約の状況下におかれます。オシャレ闇からのスタートです。

バーテンダーという職業はおおむね、製作、販売を兼ねる環境にさらされています。この闇も、手をひたすらに動かす方からと、理論・知識の総動員の方からと、茂木さん風に解決していきます。が、そんな上等なアタマを持つはずもなく、枯れ果てると、いきなしポツリ降ってきます。
「これって、そういうことー?」彼が砂浜に埋めた婚約指輪を彼女が偶然掘り当てるっちゅう映画舘スポットCMですな。
降りだすと止まりません。降り注ぎます。
雷光が闇を切り裂き、空の涙は山も谷も全てを洗い流し、飲み込みます。深い湖にDOROPしたこの命はみどりを帯びていました。おっとゲーテ降臨、ん?けれど、本当にそんな製造行程[ステア]でつくっちゃいます。

そのレイカンヤマカントンチンカンなひらめきのアゲアシを取って「仲裁人」「調停者」の意味のPEACE MAKERとつけてみました。英単語をまんまC調に捉えると「平和を作ろうって人」→「平穏を生み出そうって人」と、こじつけられたりもできます。

くしくも2・27は新撰組の日でした。PEACE MAKERっていう新撰組を題材にした漫画があるそうです。きっと、作者の方は、おんなじような気持ちでネーミングされたんじゃないかしらん。

さ、朝一銀行してヤマナミさんと釈ちゃんの録画見よっと。


2007年2月27日 (火)

♪34歳の地図


おつかれ様です。写真はこないだ東京に行った時にコックさんにかいてもらった地図です。

「お久しぶりです。博多の矢野です。今度ランチにうかがいたいんですけどー」事前に復唱してから予約の電話を。プルル。ランチタイムが終わる頃だったからかシェフが直接でられました。東京タワーあたりにある「シェ ウラノ」の浦野シェフは知性あふれるフランス料理を創るかっこいいコックさん。「ひとりなんですがー」「どうぞー」「じゃ、楽しみにしてまーす」

当日。「こんにちはー」と扉を開けるとシェフは客席でデスクワークされている様子。他に誰もいません。「矢野さん、ごめーん」と、ひとくだりの後にいただいたのが、湯気の上がるこの地図。僕は定休日に予約をお願いしたようで、慣れない予約電話を取られたシェフも勘違いしてリザーブ受けちゃった。で、シェフは直接謝って、良ければ近所のお店を紹介しようと、僕の来店時間に合わせて、わざわざ出勤していただいていたのです。

「ちょうど仕込があったからね」
「良ければ自転車、乗っていって」
「向こうには、よく話してあるから」

六本木ヒルズを根こそぎ眺めながら食事できる「ラ リューン」の永田シェフは特別なお野菜をふんだんに使って元気なフランス料理を創る方でした。

やっぱり人に惹かれて人は飲食店に行くんだよなぁと僕は思います。僕はその土俵で勝負したいタチなんだと、いまさらながら誇りに思います。

三月の東京では浦野シェフのお料理が食べれますように。

2007年2月25日 (日)

おしょうゆラーメンに牛丼のつゆ少量

おつかれ様です。

僕がビールで一番好きなのはサッポロ黒ラベルです。
なんというか、最後の晩餐で食中酒が、もしビールっきゃないときは黒ラベルです。
サン・テグジュペリさんの星の王子様でいうところの「飼いならし」ているんだなぁ、きっと。
なんて単語だっけ?

でも、応援しているというか、ちっちゃなプライド?みえ?タニマチ気分で購買しているのはアサヒ プライム・タイムです。小曽根真さんのJAZZラジオのスポンサーってのも鼻高々。山崎まさよし氏の歌も「丁寧に時間を過ごそう」って感が漂います。

でもリアルに存在しているのは「最寄の」コンビニに前者が無く後者があるということです。

さっき、アサヒビールとサッポロビール(サッポロホールディングス)の業務提携が沈静化したようです。どうも不動産が目的で、取りだててお酒の種類や品質がどうのってことは無いにしろ、こういったことが起こりうるんだって、いい勉強になりました。山手線のエビス駅がスーパードライ駅には、ならないだろうけれど、両者の面構えの「金」と「銀」のかえっこは提携の「けじめ」限定商品として洒落てません?

BAR ONEは北のへき地にあり僕一人で営んでいます。森進一さんも、しっくりくる日本の南あたりです。30年前はものすごい繁華街だったようですが、今は、さびれた空気が心地いいエリアです。わざわざ、「ひいき」にしていただいてるゲストのおかげで明日のごはんのおかわりが出来るわけですが、一方で、遠く、商売の風呂敷が小さい、くすぶっている、とのご指摘を受けています。

ま、今回のニュースは捉えようでいい刺激にも悪い刺激にもなるなる大辞典、大切なのは「不動心」ですよね、ゴジラ松井さん。

写真はブランドイメージを高めあう相互関係。パイナップルジュースや、トマトジュースの雄、デルモンテ・ブランドはお醤油のキッコーマンの系列です。趣味の良いシールが列車の扉に張ってありました。なんだか双方、隠し味に使っているに違いない!と美味しさのイメージを膨らましてしまうのは、ただの食いしん坊でしょうか?


2007年2月23日 (金)

インディアンの教え

おつかれ様です。

最近、いい映画に恵まれています。「化粧師」
「幸せになるためのイタリア語講座」はテレビ録画で
「ドリーム・ガールズ」
「世界最速のインディアン」はソラリア・シネマで。もっか四連勝中。

ソラリア・シネマのシートは広くて快適です。僕は涙腺が弱いのでエンドロール中、動けないことがしばしばです。音響システムや交通アクセスが良いのは、もちろん嬉しいのですが、前の座席とヒザの間隔がゆっくりだと、お帰りになる方を、さほど気にせずに作品の感動にひたりっぱなしが出来ます。本懐です。

写真は「インディアン・リバー」カクテル。グレープ・フルーツ・ジュースのうまみを生かした技ありの一杯です。もともとインディアン・リバーは世界最高クラスのグレープフルーツが生産されるフロリダの地区名です。一度は行ってみたいところです。

今回は[インディアン]にこじつけして、アンソニー・ホプキンス主演の「世界最速のインディアン」をフィーチャリング。[フューチャリング]の使い方は合っていますか?ドラゴン・アッシュさん。

僕の映画史でここ十年不動の一番「ライフ イズ ビューティフル」に並ぶおもしろさです。好きな女と一緒に観たら「一番」はきっと塗りかわるはず。で・す・が、公開二十日ほどで、なんで午前中一回こっきりの上映なのかわかりません・・。

身だしなみや家事に時間を要する女性の休日には、いささか負担がかかるよなぁ。この映画に説教くささや、胡散くささは無いのだけれど、あくまでベースは「ある男の生き方」だもんなぁ。でも、意志あるトコに、ちっちゃな「道」は開けちゃうんよーって様は、いいオンナにもわかるはず・・青いかな。そして、ニュージーランドって国にも、がぜん興味が・・その国民性に触れたいなぁ。

近いうちにキウイ・フルーツ・カクテル行脚にいっちゃおう。

2007年2月20日 (火)

EXILEさんも。

おつかれ様です。

先日、うちの師匠がBAR ONEに遊びにいらっしゃいました。
一番入り口の端っこにお掛けになりました。
ひとしきり京都・奈良の話で盛り上がった後
ふっと左を指差して「突貫工事をはじめる!」違った、それは華麗なる一族のキムタク。

「あれ、東山さんの[道]だよね」って。

高倉健さんの「あなたに褒められたくて」じゃないけれど僕には「この人にはどうしても褒められたい、評価されたい」って思う人がいます。どなたにも、いらっしゃるものなのかなぁ?

うれしかったなぁ、同じ呼吸をできているんだ!
僕は前世が十字軍の騎士だったのが影響してでしょうか?なんだか[道]が好きです。旅にでるとよくパチリしています。
写真は、先斗町で撮りました。
きのうの夜はたくさんの人が行き交いしたんだろうなぁ。雪が溶けて♪つわものどもがゆめのあと 感はひと段落です。

う〜ん、それにしても天神・中洲地区のカラスの早朝横暴は、なんとかできるものなのかなぁ。観光地の先輩、京都は何か手を打っていると思うのですが。





2007年2月18日 (日)

実家に帰らせていただきます


おつかれ様です。

今日は写真の京都・緑寿庵さんの金平糖を手みやげに実家に帰ります。母方のおばあちゃんが遊びに来ています。彼女は昨年、米寿を迎えました。そのお祝いに妹のみっちが記念切手を作ってくれましたんですよー。彼女の笑顔がプリントされたオリジナル切手シートが遠方の親戚にも彼女の元気を知らせてくれたかな?とってもいいサービスを日本郵政公社ははじめられました。ブラボ。

彼女は甘なっとやバター飴が好きなので金平糖もきっと気に入ってくれるはず・・。初めての緑寿庵さんはゲストからいただいたサツマイモ味。ツマミながら聴く紅葉のみやげ話、良かったなぁ。二度目もゲストからいただいたブルーベリー味。これは香りが抜きにでていて、シャムパンにチャッポンしましたが、引き立て合ってたなぁ。深く刻まれている味の記憶です。で、今回。♪ぶ〜らぶらショップにお邪魔してきました。

レイカンヤマカントンチンカンで伺った僕はふんわり薫る甘い風に乗って着きました。(道案内はできません!)BAR ONEの半分ほどの小さなお店ですがとっても行き届いた優しさが印象的でした。商品の味と店の気遣いでなりわいを立てている共通項を感じ「こういうのも、ありったい」と、いろいろと勉強になりました。勝手にライバル視させてくださ〜い。

現状、緑寿庵さんの金平糖の約三分の一の種類のカクテルができるかなぁ。2100年くらいをメドにしよう。おっとまたしてもバーテンダー後継者問題。緑寿庵さんは四代目、五代目だからなぁ。とりあえず今日できることからキッチリ。まずは、おばあちゃんに優しく。

あ、金平糖はしばらくBAR ONEでも食べれます。


2007年2月17日 (土)

がんばれ県立美術館


おつかれ様です。

行きたくて生きたくて活きたくて、なかなかタイミングが合わなかった県立美術館でおこなわれている「生活の<かたち>」展。

僕は、ぼんやりおもっちゃったなー、いつかこんな昭和の工芸にあふれた空間で仕事したいなぁって。地下から二階にBAR ONEが動いた時、居抜きなりの寸法内に夢だったバックカウンター(酒棚)を素人デザインしたのですが、この時
豊田さんの鋳銅作品の鈍い黒々とした作品群を知っていたなら、きっともっとかっこよかったろうなぁ。

豊田勝秋さんは久留米ご出身で佐賀大の教授されていたんだってー。写真家の植田正治さんといい激しく素晴らしい方がご近所さんなのに驚くなぁ。10代20代の疾走感いっぱい!だと視野は小さく目線は限られたものになっちゃうものかな。今、30半ばで「知る」ということも何かの縁でとっても嬉しいです。

そして今回作品を見て今後勉強していきたいのが柏崎栄助さん。県立美術館さんは彼の「漆」作品たくさんもってらっしゃるようです。沖縄文化にも詳しい方のようで民具「くばがさ」をモチーフにした香水入(写真左から10コ目)は♪ルパンルパーンものです。今度の泡盛カクテルコンペで沖縄に初上陸しよっかな?


2007年2月16日 (金)

「あるある」に投稿したい発見だったのに

おつかれ様です。

夜更け過ぎ。BAR ONEがそのゲストひとりになると僕はきまってE.クラプトンをかけます。
そのゲストはギターが趣味で、昔、彼のコピーに明け暮れたそうです。
そのゲスト(仮にMr.Tとしましょう)は彼のあったかい音色がお好きなようで優しい目がもっとほころびはじめます。

半年ほど前でしょうか、暑い盛りだったかと思います。
お食事前に寄られたMr.Tはいつもの「ソルティ・ドッグ」をオーダーされました。
ウォッカベースでグラスのふちにくるりお塩がついたカクテルです。
グラスのふちをレモンのカット部分でさっと濡らしグラスを逆さにお塩の皿へ。
この一連の動きはソルティ・ドッグの美味しさを左右するとても大切な儀式です。

ここからでした。Mr.Tの最近読んでいらっしゃる本の話題に盛り上がり、のどの乾きをおぼえたMr.Tはオーダーの変更を申し入れされました。
「ソルティ・ドッグの前にハイボールを」手早くお作りして、もうひと盛り上がり。
「ハイボールをおかわり」するするするっとお飲みになり腕時計をちらり。
「せっかくお塩をスタンバってもらっているので・・」いつもどうりにシェイク、どうぞ。
「これ、いつものより私の好みですよ」とMr.T。
「塩がとってもパリパリしていて」そう言い残してお食事に向かわれました。

その日の営業終了後、その言葉が気になって再現してみました。
な・る・ほ・ろ!目から鱗でした。
いつものはお塩が濡れていて、口をつけるともろく、予期せぬお塩が口に入ってきます。対して時間を置いたお塩は乾燥してしっかりとグラスに付着し、なめる感覚でお塩を楽しめます。そもそも、お塩は乾燥しているものを味見するではないかぁー?

どこ産のどんなタイプのお塩がウオッカとグレープフルーツに相性が良いのか?が研究対象になりがちなソルティ・ドッグ。僕は乾燥したお塩という基本の見方を失っていました。さっそくMr.Tに報告、お礼を言いました。

それ以来、BAR ONEのソルティ・ドッグの「お塩」は仕込み時間に済ませておくことにしました。ひとり営業なのでお酒の提供時間短縮にもつながっています。そして、Mr.Tへのお礼を込めてE.クラプトンを流すことにしました。

Mr.T、ありがとうございました。


2007年2月15日 (木)

ホワイト・バレンタインはいかが?

おつかれ様です。

だいすきなひとにチョコをあげれた人もあげれなかった人も、
もらった人ももらえなかった人も・・。

I Have a Dream.

I say to you today,my friends so even though
We face the difficulties of today and tomorrow
I still have a dream.

キング牧師、白い恋人たちに今日だけ引用させてくださーい。
写真は京都。八坂さん裏の円山公園より。

2007年2月14日 (水)

オクト「パス」で受験生応援

おつかれ様です。

ブログを始めて、そろそろ一年くらいになるんじゃないかなぁと思って見返したらJUST11カ月でした。そそっかしいね。

ざっと見て最初のころは文章がもっと長く、カクテルの写真が多いですね。小学校の作文の書き出し三行がきれいな字だった頃と何も変わっとらんです。ただ、こつこつ積み上げたら必ずモノになるんじゃないかなぁって感じは齢を重ねれば重ねるほど、しなやかな堅さを帯びてきたなー。

で、しなやかな堅さを持つタコの足。(実は腕だそうです)南座下ったおでんやさん「蛸長」のそれは美味しかったなぁ。大将、お元気かしらん。写真は小倉駅で。

バーテンダーの仕事はタコが自分の腕を食べながら生きている様に例えられます。生まれてからさっきまで、自分の身につけたネタ、身についたネタをお客様に譲って明日の糧に変えていく。代価の商品はお酒ですがその実は、自分自身、己である。あ、どのお仕事にも当てはまりますね。

ですから、8本の腕のうちどれかでも常によりよい食材、素材に変えていかなければ飽きられてしまいます。
常に8本揃っているわけでもなく、よりよい腕を得るために何本か食べなきゃいけない時もあります。
最高の8本がもし揃っても、体を動かすためにどれか食べなきゃならない時もあります。いやーとんでもないスパイラルな渦中に身を置いてるなぁ。

でもでもこれをブログに置き換えてみると、11カ月前はホントに大変だったけれど、ゲストのアドバイスやナガマツ先生に支えられて、もう8本の腕のやりくりは習慣ですもん。確実に腕は食べまくっているけれど、よりよい腕は生えやすいようだし、新しいのは何より元気がある。
「継続は力なり」ってお言葉いただきますがホントそばにあるリアルですねー。

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