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2007年3月

2007年3月30日 (金)

チーフタンズ日本公演の後援すればいいのに


おつかれ様です。

一月は行く二月は逃げる三月は去るという別れの季節も終わりですね。パッと思い浮かぶ一枚はフルカラーですか?セピアカラーですか?

三月の終わりは「 山の彼方の空遠く 幸い住むと人のいう」っていう詩がしっくりきちゃうのですが、スコットランドの古い民謡に「海を越え、空へ」と訳詩されちゃいそうな♪があります。

「オーバー ザ シー トゥー スカイ」うん、とても悠久なるロマンをかきたてる響きです。でもホントは最後の「スカイ」のスペルはskyじゃなくskyeなんです。「空」じゃなくスコットランドの「島」の名前なんです。秋田県ほどの大きさのその島で生まれるタリスカー TALISKER というウィスキーはとても個性的な一本です。その背景を知ると、なぁんだ「海を越え、そらへ」というイメージでもいいじゃんと思うのですが・・。

〜イギリスの王位継承戦争にからむラブロマンス〜正統な王を主張して亡命先の仏から戻り、故郷スコットランドからロンドンを目指した通称ボニー・プリンス・チャーリー(写真のボトル裏にいます。水色の大きなベレー帽のようなモノをもつ爽やかな姿が印象的)。ですが1746年のネス湖付近のカロデン・ムアの大敗後、イギリス政府からWANTED!懸賞金(三万ポンド。推定三億円くらい?)をかけられます。

その事情をわかって隠密にスカイ島まで小舟で逃がしてあげたのがフローラ・マクドナルド姫(24歳。推定リア・ディゾンくらい?)。♪海を越え、スカイ島へ。二人の逃避行は100時間足らずでしたが女装して召使を装ったり、別れ際、巻き毛を姫に渡し再会を誓ったり、燃え上がったようです。その後スカイ島でお世話しフランスまでの亡命を導きしたのがこの島の豪族マッキノン家。王子が感謝のシルシとして贈ったのが秘酒の製法を記した文書。

写真はカクテル、ラスティ・ネイル Rusty Nail 。 前述の秘酒 ドランブイ DRAMBUIE をちょっぴりとスカイ島のウィスキー、タリスカー TALISKERをグラスの中で丁寧にマリッジさせた一杯。ラスティ・ネイルとは直訳すると「錆びた釘」転じて「古びた絆」。どうですか?上田敏先生。

二度とあえない運命だった二人に。二度とあえないことを識る、この季節に。

BAR ONE  福岡市中央区天神3−15−1にちりんビル2F  092-713-9301


2007年3月29日 (木)

アーマーをぬぐねん

おつかれ様です。

ワッと盛り上がった結婚式や二次会の後、地に足着けにか?棲家に戻りにか?一人ふらり来店される方が
多いです。そんな時、よくお花をおみやげでいただきます。
いろんな想いがこもった縁起物ですから大切に丁寧に咲かせよっと、
おっとBAR ONEには大ぶりな花器は無いんだった、

ええいっ、大きく振るボストン・シェイカーぁ。

最初は大切な仕事道具ですから抵抗あったんですが・・この際、緊急対応、危機管理対策。どうやら、ボストン・シェイカー氏は直線構成のためか曲線を描くお花や緑んたちをシャープにまとめてくれちゃうキャラをお持ちなようで。そうやって何度かドラえもんレスキューしていると案外と上手につっこめるようになってきました。今日はその一枚。

BAR ONE  福岡市中央区天神3−15−1にちりんビル2F  092-713-9301

2007年3月28日 (水)

♪サクラ色の豚のうしろぉあしー

おつかれ様です。

ゲストの口からお花見の計画がちらほらぱらり。
僕のお花見は、営業終了後の激しく早朝〜カラスお目見え迄の時間を舞鶴公園で、がココ何年かのパターンです。ワンカップの空きビンに、ドライシェリー(スペインのひとくせ白ワイン)を満タンにして、写真の生ハムを削いで、オリーブとざっくりジップロックして、リュックからってチャリにてgo!

ええ、立ちこぎです。

着いたら、花いかだに胸躍らせ、小路を悠々と往きます。途中、お散歩やジョギングの方々とかわすあいさつもなんだかヒトシオです。誰も来ないのを見はからって、甲野善紀さんのナンバ歩きを試したりします。

着きました ツワモノどもの夢のあと 人影二分咲き。  いっとう地面に注ぎ咲くサクラに添い座します。

BAR ONEの生ハムは、ほぼ僕のツマミ食いで消費されちゃう国内産。OPEN当初はサッカーの中田選手がプレーしていたパルマ産プロシュート。お次はスペイン、ハモン・セラーノ。同い年のジダンとフィーゴもレアル・マドリッド時代につまんでたかな?現在、ハモン・セラーノスタイルでつくるMADE IN JAPAN、ん?FROMだっけ。やめられないとまらないくせになる美味しさです。相性の良いお酒もおまかせください。

BAR ONE  福岡市中央区天神3−15−1にちりんビル2F  092-713-9301

2007年3月26日 (月)

「最強」は誰ですか?


おつかれ様です。

横綱 朝青龍の連敗でスタートした大相撲春場所が終わりました。とても、物語のある場所でした。パリーグ開幕も重なってか、王監督の引退シーズンの記憶がよぎります。

僕は性根が完ぺき主義者なので[絶対]の強者に強い憧れを持っています。でも、ナリワイ上、[絶対]の強者の特徴(自己との対話)のウェイトより、お客様にちょびっとでも好まれる方が断然優先って事を師匠から繰り返し、しめしていただきました。といっても、アドバイスを聴けないタチの僕は開業して五年になろうかって「いま」、戒めとなり骨に沁みています。

[絶対]の強者は、その一般人よりかけ離れた存在ゆえ、現役時代はイロメガネでみられがちと思います。歴代強者と比べ、逸脱具合がはなはだしい、宇宙人っぽい。わけわかんない、計測不能→[おそれ]。にほんの「島」の風土もあるわいな〜。

先週は横綱のことが気がかりで「ブルーベリーとヨーグルトのカクテル」をおすすめしてました。「朝」に飲む「青い」実って、読んで字の如く、はたき込み決めた何食わぬ顔で。

これからの横綱が気になるなー。伝説より現役?それともリング?世界一周旅行だっけ二周だっけ?はたまた映画「蒼き狼」のリメイク権利を買い取る?

写真は両国。二敗目の翌朝、隅田川で。横綱としての品位より、王者としての強さに飢えたダーティーヒーロー。漫画「なんと孫六」や「ああ播磨灘」を最後まで読みきったことはありますか?





2007年3月24日 (土)

過去の自分はこれからの自分でいい

おつかれ様です。

泡盛の普及を目的とした泡盛カクテル大会がここ数年でメジャーになってきました。「沖縄県」の普及という大きな意味合いもあるようです。

そもそも僕の「沖縄」へのきっかけはシーサーの怪獣がゴジラを助けた映画「ゴジラ対メカゴジラ」かなんかに端を発します。自身の成長につれ、父の出張みやげや、漫画「花の慶次」などで興味を膨らませてきましたが20歳ぐらいだったかなぁ、機は熟した、いざ初めて琉球の砂を踏まん!って時に肝心の首里城が改装中。夢いっぱいだった反動で、きっと沖縄には縁がないんだーと、沖縄熱が冷めていった二十代・・。そしてBAR ONEを開業して少し落ち着いたかぁなって時期に泡盛カクテル大会の存在を知りました。

むずむずくすぶりくすぶる。今回はお客様から聴く沖縄、耳ダンボブーム。沖縄の歴史や文化を知らない事にはちゃんとしたかっこいいカクテルなんか作れっこない。そんななか映画「ナミイと唄えば」というドキュメンタリー映画の存在を知りました。今度の25日の日曜日、総合図書館映像ホール・シネラで、11時と14時より。福岡映画サークル協議会主催。以下チラシより。

ナミイこと新城浪、85歳。9歳で那覇のお座敷に身売りされて以来、彼女の人生はずっと歌と三線と共にある。鍛え抜かれたレパートリーは、島唄だけにはとどまらず、童謡、軍歌、歌謡曲まで‘人間ジュークボックス”と呼ばれるほど。彼女の願いは唄って遊んで人を喜ばせながら、ヒャクハタチまで生きること。そんなナミイが三線片手に旅に出た!お座敷時代の旧友と再会しては歌い、与那国クブラバリで、命を落とした女たちのために歌う。50年ぶりの台湾では〜と、こんなカンジです。昨年、九州国立博物館で行われた「ちゅら島 琉球」展でも特別公開されたそうです。

写真はサッポロ黒ラベルのおまけのシーサー。店先を護ってもらっています。

2007年3月22日 (木)

エネルギッシュな♪片目の水夫の伝説

おつかれ様です。

九州電力吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。と、つやに言ってのけましたがクラッシック音楽なんて、てんでわかりません。知り合いの方がクラリネットを演奏されると聞いて、クラリネットの音色が聞けるなら、いざ、お伊勢参り!とうかがいました。

クラリネットを聞くキッカケは以前「サライ」に載ってた、リチャード・ストルツマンさんっていうクラリネット奏者の紹介記事です。♪ニューヨーク・カウンターポイントっていう、とってもユニークなジャケットのアルバムでした。

雑誌(もっと良い呼び方ないでしょうか?)「サライ」は吉行淳之助さんや開高健さんといったお酒とゆかりの深い作家さんの特集がたびたび組まれます。新しい情報は黙っといても入ってきますが、古い情報は自分から潜っていかなきゃ、なかなかどうして。目上のゲストとの話題の宝庫だったり、文壇バーに思いをはせたり、バーテンダーにはとても励みになる本です。

アクロス福岡のシンフォニーホールで行われた演奏会は三階までお客さんいっぱいのなかスタートしました。こりゃコンタクトレンズ外してないと緊張するだろうなー。

一部では、いわゆるクラッシックな感じ、二部ではジャズや映画のテーマソングなど聞き覚えのある音楽でした。一部、二部とも、前のめりで聞かせていただきました。クラリネットの堪能はもちろん、思いがけずソプラノ・サックスのソロも聞けたので、営業中のいま、J.コルトレーンの音色で思い返しています。

写真はマウスピースのみでメロディー演奏された二部の一幕。バックでお笑い芸人さんのパペットマペットのように、ぬいぐるみをパクパクさせてユーモア盛りだくさんでした。上手な演出でエンターテイメントも兼ねそろえた素晴らしい演奏会でした。また行きたいなぁ。ありがとうございました。




2007年3月21日 (水)

♪たどり着いたらいつも雨降り

おつかれ様です。

♪たどりついたら・・を聞くとなんだかカウボーイを思い浮かべるんですが cowboy カウボーイと聞いて何を連想しますか?
マルボロの赤ですか?チャールズ・ブロンソンですか?
七人の侍ですか?ちょっとマトが絞れませんか?
cowgirl カウガールの方がしっくりきちゃったりして・・。

見つけました!
カウボーイィィィ!

興奮冷めやまぬカクテルのレシピはバーボン・ウィスキーのロックにミルクもしくは生クリームを加えたユニークな一杯です。
列車を降りると馬が、いえ、おばあちゃんがお出迎えでしたよ。
西日が家路を照らしていました。

2007年3月19日 (月)

ご結婚おめでとうございます

おつかれ様です。

クルマ好きの先輩バーテンダーがご結婚されました。
おめでとうございます。

その方とは一緒に働いたことはないのですが同じ流れを組んでいることもあり何かと目をかけていただいています。基本的にぶっきらぼうですが、でも、ひとたび飛び込むとあったかい方です。とてもアジのあるバーテンダーの先輩です。

〜ちょうど五年前のこの時期に、僕は長年お世話になったBARをあとにしました。野望と焦燥感まみれの僕は礼儀に事欠いたやめかたをしてしまいました。でも、くそ生意気な僕はお客様を呼んでみせるっ、繁盛させてみせるって、いきがっていました。みこしを担いでくれる方はたくさんいましたが、バーテンダーとしては独りぽっちを感じていました。

BAR ONEの開店当日、いっぱいのお祝いの花の中、お酒が届きました。しかもダンボールで、つまり12本。一番使用頻度の高いゴードンジンが1ケース。御のしにはその先輩バーテンダーの名前がありました。うれしかったなぁ。その当時、その先輩のつくるゴードンジンのカクテル、ホワイトレディをよく飲みに行ってたんだよなー。

僕はホワイトレディを毎日つくるのが日課です。ホワイトレディがx軸y軸(0,0)であり、と同時に十八番です。

写真はバレンタインにいただいたフェラーリ「DINO」、ん?車種はわかりませんがクルマのチョコ。うまいハズシにセンスの良さを感じました。ごちそうさまでした。

2007年3月16日 (金)

天気読み

おつかれ様です。

カクテル競技会の落胆をリカヴァーして迎えた朝の陽射しが気持ちよいので早起きして六本木の国立新美術館へ行ってみるもしばらく開く気配が無いので面白いもの探しに東京ミッドタウン界隈を闊歩すると写真のマルティニク・ラムが壁一面に陳列された背丈より低いオリーブの木のある裏通りの一角で足が止まる。
ひと息で読めましたか?

ポンピドー・センター所蔵作品展と黒川紀章展をぐるぐるっと観て、出直す。今度はopenしていた、ケーキ屋さんだ。
「こんにちわーごめんください」
店の奥から、ささっと手を洗って売り場に現れた白衣。
売り場はごく小ぶり、奥の作業場はゆったりとした作りかな。
目を見張る身のこなしの彼は、おそらくボスだろうなぁ。
「僕は博多でバーテンダーやってます。表のマルティニクが大好きで自分のお店でも置いてます。お菓子作りに使っていらっしゃるのですか?」
「ええ。いくつか試してみたのですが、これが一番しっくりきて」
いいな、いいな、この人いいな。

ディロン・トレ・ヴィユー・VSOP。味わいが人一倍すっきりしているせいか、いつの間にかスマートに口中を凌駕している。強い主張は無く、すべり込みで、スムースに身を寄せている。ベロに張り付いたかな?味を追わなきゃって時には、もう鼻を抜け切っている。

PASTICCERIA ISOOさん、また東京に会いたい人ができたなぁ。
こうやって点と点を繋いでいくのがしっくりきちゃうんだよなぁ。

2007年3月15日 (木)

♪LIKE A VIRGIN勘違いしてたよな〜

おつかれ様です。

3.141592もとい3.14は1970年に大阪万博が始まった日でした。

僕は行けなかったのですが、それだけに、事ある毎に興味を深めてきました。大阪万博といえば、岡本太郎さんの「太陽の塔」だと思います。屋根からグンと突き抜けた姿が象徴的でかっこいいいんです。直接見たかったなあ。

写真は昨年みてきた彼の壁画「明日の神話」です。とても大きな作品で、勢いの持続を、思いの冷まし方温め方を考えちゃったなぁ。

初鰹はもちろん、OPENしたてのBARで飲るのも好きな僕ですが美術館もやっぱし、幕開けが好きです。昨日も銀座「ロックフィッシュ」さんでハイボール三つ飲んで夕方五時の便でgood sleep。

ハツモノの何かあのまぶしさ、恥ずかしさがいいんです。空気も少し冷っこくて無機質・・、わかりませんね。なんだかんだ装飾、弁解しても、実際に僕を突き動かすダイナモは、
ただの「ミーハー」それだけなんだと思います。僕はそこが得意分野。太郎さんの世界に触れると、じわっと込み上げてきます。
原始からある感覚の歴史は事実ですしー。事実に正直が「らしい」かな、と。



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